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John Entwistle(ジョンエントウィッスル)

Mr.Thunderfingerと呼ばれたTHE WHOのベーシスト、John Entwistle。

現在、ロック界のスーパーベーシストといえば、ビリーシーンが挙げられるだろうが、ビリーのようなリードベーススタイルの元祖がジョンエントウィッスルと言えるだろう。既に故人であり、もはや生でプレイを観ることが叶わないが、元祖リードベーススタイルを築いた伝説的なプレイヤーである。

全員がイカレているTHE WHOというバンドの中で、ジョンエントウィッスルだけは寡黙にベースを弾き続け影は薄い。そういえば影が薄いと言えば、ドリームシアターのジョンマイアングがいましたね。

ただ影が薄い上に、音も抜けが悪いとか言われるマイアングさんとは違います。ジョンエントウィッスルの音はとにかくでかい。バンドの中で一番でかい。


ジョンエントウィッスルはパフォーマンスもほとんどしない空気かと思いきや、むしろ誰よりも大きい音を出してドや顔していたのであった。


彼の時代に活躍していたリードベーシストといえば、他にもJack BruceやTim Bogertなどがいましたね。ジャックブルースが知名度では圧倒的に高いが、ベーシストとしての個性という点ではジョンエントウィッスルは全く負けておりません

こちらは、THE WHOの「The Real Me」という曲。聴いて頂ければわかるが、とにかくベースの動き回り方が尋常ではない。

ビリーシーンが歌モノでは意外とルート弾きに徹して、さりげなくフィルインで超絶速弾きするのと違い、
ジョンエントウィッスルは常にベースラインを動かしまくります。とんでもない目立ちたがりです。まあ、結果的には見事に目立っていません(視覚的に)。




こちらはジョンエントウィッスルのベースソロ。4分もソロとっています。ぶっちゃけとり過ぎだろ。おそらく彼にとってこの時間は至福の時なのであろう。

ちなみに彼のあだなは「Mr.Thunder finger」です。雷の指です。かっちょわるいです。

でも歪んだ音でのフレーズの洪水。。。。元祖リードベーシストの名に恥じない、弾きっぷり。

不機嫌そうな顔をしているのは仕様です。



しかし、上述したように2002年に亡くなっております。。。。
現在のTHE WHOをお世話しているベーシストは現代最高峰ベーシストのPino Palladino。でも、やはりTHE WHOはジョンの空気を読まないうるっせぇベースが似合います。悲しいです、、、、、





THE WHOのコンセプトアルバム。まず、「The Real Me」でいきなりぶっとばされるでしょう。非常にハイテンションながら、どこか上品。荒々しいイメージのTHE WHOですがこのアルバムにおける彼らのアンサンブルは素晴らしい。

ジョンエントウィッスルの弾きまくっている。彼のキャリア史上でもかなりの弾きっぷりでは?




THE WHOと言えばライブ。その中でもLive At Leedsは伝説的と扱われている。しかし、ことベースプレイに関して言えば私はRoyal Albert Hallの方をおすすめする。

ジョンエントウィッスルは年をとる毎に落ち着くどころか、音数が増えていきこのライブにおいてもいつにもまして弾きまくっております。そしてベースソロも含まれていますが、タッピングのような技を披露したり、、、、、進化が止まりません。練習の虫なのでしょう。

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