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Lee Ritenour(リーリトナー)

フュージョン界を代表するギタリスト、Lee Ritenour。

フュージョン全盛期の頃、Larry Carltonと共にフュージョンギタリスト界の中心的存在であった。ウェスモンゴメリーに多大なる影響を受けているとのこと。私生活では日本人歌手の杏里さんと結婚してわずか2年程で破局。


リーリトナーのプレイが特に有名なのがアルバム「Gentle Thoughts」。このスタジオアルバムはダイレクトカットという方式を用いてレコーディングされています。ダイレクトカットとは、スタジオ一発録りの演奏がそのままマスターテープに刻まれるという方法。つまりミスは許されない。
狂っています


まあ、それでもそんな難易度の高くない曲だったらまだわかります。しかし、このアルバムにはCaptain Fingersというとんでもない難易度の曲が収録されている。
とにかく1分程続くユニゾンがあるのだが、、、、、運指がめんどくさい上に、拍がものすごくとりづらい。
狂っている


リトナーが家でにやにやしながら、「どうやったら難しいキメになるかな~」とか考えながら作っていたのでしょう。
本当に狂っています





これがその曲。ちなみにこの曲は後年、「Gentle Thougts」のメンバーが再結集して収録したライブ。久々にこの曲の音源を渡されたメンバーは揃ってリトナーに「こんなの弾けません」と連絡したそうです。
頑張って下さい



実際このライブも、原曲と比べてとてつもなくテンポが遅いです。おそらくリハで原曲と同じテンポでやったら、とんでもないことになったのでしょう賢明な判断です。



リーリトナーでした!






リーリトナーのアルバムの中でやはり最も衝撃的なのはGentle Thoughtsのアルバム。上述しているダイレクトカッティングという方法で録音されている音源でミスは許されない状況。

個人的にベースがアンソニージャクソンというのが要注目。アンソニーのぶっとい音でのタイトなプレイ、スリリングなフレージング、、、、アンソニーのプレイの中でも特に素晴らしい。ベースソロも含まれている。アンソニーのソロはあまりメロディアスではないが、変態的なフレーズを連発して緊張感を煽る。またフランジャーを用いた音色作りなどなど、、、アンソニーファンにはたまらない内容。キャプテンフィンガーズでのユニゾンもしっかりと弾ききるアンソニーの実力はやはりとんでもない。




リーリトナーのスタジオライブ。これまたベースにアンソニーが参加している。キャプテンフィンガーズも演奏している。以前より大分テンポを落としての演奏だが、熟練したプレイは聴きもの。ちなみにアンソニーのソロがまたまた聴けます。パルスという曲において相変わらずの変態フレージング。

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