ホーム >バンド >King Crimson
このエントリーをはてなブックマークに追加

King Crimson(キング・クリムゾン)




英国プログレッシブバンドの雄、King Crimson。
イエスやピンクフロイドと共にプログレ全盛期を支えたバンドである。ギターのロバート・フリップを中心に、あらゆる音楽を取り入れた前衛的な音楽で、後世に多大な影響を残しているバンドある。


King Crimsonのデビューは「クリムゾンキングの宮殿」から。今なおプログレ名盤の一つとして挙げられる伝説的作品である。
混乱と秩序、相反する両要素が絶妙なバランスで保たれているこのアルバムには一種の美しささえ感じる。


鮮烈なデビューを飾ったキング・クリムゾンですが、以後メンバーチェンジを重ね、数多くのメンバーが出入りすることになる。
そのため、音楽性についてはリーダーであるロバートフリップが主導権を常に握っている状態である。
とはいっても、ロバート・フリップ自体かなり深い音楽知識を有しているため、決して一辺倒な音楽性にはならない。むしろ、キング・クリムゾンは時期によって音楽性が大きく変わる特徴を持っている。というのも、ロバート・フリップが実験することに躊躇しないからであろう。常に新しい要素を作品に入れるのが、キング・クリムゾンというバンドなのである。
時期によってバンドカラーが大きく変わるために、クリムゾンファン同士ではよく「どの時期が好き?」という質問が交わされる。


私は、といえば後期クリムゾンとトリオ期のクリムゾンが大好きである。
特に後期はメンバーのレベルの高さ、楽曲のコンパクトでポップな部分を含みながらも超高度なテクニックが満載な点が大好きである。後期クリムゾンは楽曲レベルの高さが大変高いのである。


トリオ期に関して言えば、メンバーの個性が全面に出ている部分が良い。
例えばこちらの「暗黒の世界」



トリオ期のクリムゾンと言えば「RED」が取り上げられることも多いが、こちらも名盤。複雑なリズムの楽曲も多く、聴き応えがある。特にロバート・フリップのギター・プレイは中々に暴れている。



ロバート・フリップ本人はキング・クリムゾンを「プログレ」に分類されるのを好んでいませんが、私はキング・クリムゾンがまさに「プログレとはなんたるか」を表してくれているバンドだと思います。


inserted by FC2 system