フュージョンベーシストランキング
- Jaco Pastorius
- Stanley Clarke
- Anthony Jackson
- Marcus Miller
- Richard Bona
- John Patitucci
- Victor Wooten
- Jeff Berlin
- Victor Bailey
- Hadrien Feraud
まず、そもそもフュージョンベーシストの定義は?という問題があるが、フュージョン界で一定の功績を残してきた人物も入れるようにしている。
順位についても管理人一人で決めたものであり、特に必然性はなく、今後変動する可能性は大いにある。
まず、一位のジャコパストリアスは言わずとしれたカリスマ的天才ベーシスト。数多くのベーシストに影響を与えており、本ランキング内でもマーカスミラー/ヴィクターウッテン/リチャードボナ/ヴィクターベイリー/アドリアンフェローは影響を公言している。Weather Reportでの活躍や自身のソロアルバムでの活動でフュージョンベーシストとしてトップレベルであることは間違いない。R&Bも得意としており、独自のグルーヴ感を持っている。いまだ色褪せない、不朽の名ベーシスト。
二位にはスタンリークラークをランクインさせた。ハイエンドを強調した音色に、クセの強いスラッピング、そしてギターライクな速弾き等、ジャコに影響を受けずに独自のスタイルを築き上げている。ウッドベースも操る両刀派のベーシストである。ヴィクターウッテンやマークキング等のフォロワーを生み出しており、ジャコとは違うスタイルでベース界に大きい影響を与えている。
三位はアンソニージャクソン。オールジャンルベーシストであるが、フュージョン界でも多大なる功績を残している。スリリングなフレージングに、重厚なサウンド、絶対的な安定感。ジャコフォロワーが数多いフュージョンベース界で異彩を放っている、オンリーワンベーシスト。ソロはあまり弾かないが、それでも十分に存在感を放つ。
四位にはマーカスミラー。ジャコ登場以来長らく落ち着いていた、フュージョンベース界に衝撃を与えたスラッパー。ドンシャリスラップに圧倒的リズム感覚で一躍スターの道へ。メロディアスなソロに、細かいリズム、そして圧倒的スラップテクニック。。。。。多くのフォロワーを生み出している。
五位にはリチャードボナ。ジャコの再来と言われた天才ベーシスト。ジャコを超える超絶テクニックに歌心あるフレージング。そして細かい音符連続の超絶バッキング。。。。ジャコを完全コピーしていながら、自分なりの個性を出すことに成功しており、単なるジャコフォロワーとは一線を画する。
六位にはジョンパティトゥッチ。チックコリアバンドでも大活躍の器用なベーシスト。特にソロにおけるメロディアスなフレージングは圧巻。ウッドベースも超一流である。実力の割にはあまり目立たないが、一流の仕事人である。
七位にはヴィクターウッテン。指弾き、スラップ、タッピング、、、、なんでもござれ。四本指スラップ等衝撃的なベーステクニックを披露している超絶テクニシャン。大道芸人等と評されているが、グルーヴやフレージングも美しく、決してテクニックだけのプレイヤーではない。テクニック的にはベースの表現を極限まで押し上げたと言える。
八位にはジェフバーリン。四弦ベースにこだわる職人。中音域を強調した独特なサウンドに、溢れ出るフレージングが特徴。非常に能力が高いながら今ひとつ知名度は高くない。
九位にはヴィクターベイリー。ジャコの後任としてWeatherReportに加入。ジャコの影に隠れてしまったが、独特の味を持っている巧者。プレイが雑な部分もあるが、それを含めて個性。
十位にはアドリアンフェロー。まだまだ若い新世代ベーシスト。その実力は既にベテラン級で、とにかく上手すぎる。指弾きのテクニックは既にこのランキングでもトップクラス。フレージングも素晴らしく、穴がないベーシスト。