Michel Camilo(ミッシェル・カミロ)
ドミニカ共和国が生んだ、超絶技巧ラテンピアニスト、Michel Camilo(ミッシェル・カミロ)。
ミッシェル・カミロはネオラテン(と言うのか?)系のピアニストの中では随一の実力を誇る超絶技巧の持ち主。
ラティーノの血が入っているだけあって、常に陽気でヘラヘラ。。。いえ、ニコニコ笑っている、おっさん。
ベジータヘアーのヘアスタイルに、シャツはイン!!
どこからどう見てもそこらへんにいる、普通のおっさんなのですが、、、、、
Michel Camilo
。。。。。うん、やはり普通のエロそうなおっさんである。
しかし、このおっさんが本当にとんでもない。
まあ、動画を見て頂ければ一目瞭然。
カミロトリオの名曲、On Fireから見ていただきましょう
とりあえず、一言。
ヘラヘラ笑いながらピアノを弾くんじゃねぇ
こんな軽々しく超絶技巧を見せられたら、全国の青少年たちがピアノ弾くのを諦めるわ。
カミロの特徴としてはやはりこの超絶技巧でしょう。
そして打弦の強さ。叩きつけるような弾き方で、超絶技巧を連発します。
カミロのプレイを聞くと、ピアノも打楽器であることを思い出します。
4:55からのプレイを見て下さい。
もはや残像拳です。
気合入れて目を凝らさないと手が見えません。
とにかく上手すぎるミッシェル・カミロさん。
とうぜん憧れてる人も多いでしょう。そしてカミロさんは曲もかっこいいのですよ。テンションが高く、聞いているだけでアドレナリンが分泌されます。
そうなるとコピーしてみたくもなりますよね?
しかし、コピーしてみると愕然。
難しすぎ、ふざけるな
まず、ラテン特有の裏拍を強調したリズムに慣れるのに時間がかかる。さらに、それに慣れたところでテンポが速すぎて泣ける。号泣する。
しかも、この動画を見れば分かるように、ベースとドラムもおかしいのです。うますぎます。
それも当然。ベーシストは人類の至宝、アンソニー・ジャクソン。
ドラムはラテン兄さんのオラシオ。。。。。フルネームは難しくて覚えてません。
足のカウベルでクラーベを叩いています。
カミロの曲にチャレンジしたことある方は、「おれ、楽器向いてないわ。。。。もうやめよう。。。。」
と思ってしまうでしょう。ただ、安心して下さい。弾けないのが普通です。
弾けるこいつらがおかしい。
こいつらは人間じゃないので。
お願いです神様。この人達を私達と同じ人類として分類するのはやめて下さい。
ミッシェル・カミロの曲は大体かっこいいですが、その中でもこの曲も有名ですね。
相変わらず見事に我々の心を折ってくれます。
カミロのアルバムは外れることはほぼありませんが、その中でも私が好きなアルバムを紹介していきます。
私はカミロの作品の中では特にトリオが好きなのです。
超絶技巧の応酬が繰り広げられます。しかし、曲も明るく楽しめるものばかりなので、飽きることはまずないでしょう。
こちらはカミロのビッグバンドですが、、、、、とてつもなくカッコいいです。やはりカミロは楽曲が楽しめる。
そしてラテン特有の身体を動かしたくなるようなリズム。。。。。
最後の曲のラストフレーズで、トランペットが間違えて先に吹いてしまうくらいテンションの高いライブ盤です。
超おすすめ作品。