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Richard Bona(リチャードボナ)

驚異的なテクニックとグルーヴでフュージョンベース界に旋風を巻き起こした、Richard BonaJaco2.2
このお方のおかげでこれまでジャコのフォロワーとしてもてはやされていたベーシストは全て涙目。


R&Bなフィールを持っているジャコと比べて、R&B色は弱まり、より大陸系のグルーヴ感覚を持ち合わせている。そして例によって激テクい。人の作品ではやたら手数多く弾きまくるクセに、自分の作品では音楽性を重視してあまり弾かない。


あと、歌がうまい。パットメセニーの大ファンで、パットメセニーに「ボーカルでもいいからグループに入れてくれ!」と頼む。きっとスティーブロドビー(メセニーのベース)は肝を冷やしたと思う

スキャットしながら同じフレーズをベースで弾いています。
まず、よう口が回るな

ボナも結構手グセを多用するタイプで、同じフレーズが何回も聞けます。ジャコの手グセが、その後数多くのプレイヤーがパクった一方で、ボナのフレーズは誰もパクりません。というか弾けません。速すぎて。


これだけとんでもない手数でもしっかりと美しいというのが素晴らしい。





パットメセニートリオのライブ。曲はブライトサイズライフで、なんとこの曲のアルバムレコーディングはジャコが行っている。聞き比べができて興味深い。
ボナのソロはとにかく圧巻の一言。でもやはり速弾きの手グセフレーズは結構決まっていることもわかる。




最後にクリスミンドーキーとのデュオ。タイプの全く違う二人による演奏はおもしろい。
双方、マイクスターンのサポートをやっていることも興味をそそる。これほど自由に弾ければ楽しいだろうな、、、、






日本人トップギタリストの渡辺香津美さんのアルバム。さすが香津美さん、ボナ・オラシオという強烈なコンビを呼び寄せるとは、、、
香津美さんはどうも、テクニカルで手数の多いベーシストが好きなようですね。本人自身かなり縦横無尽にフレットを駆け回るタイプですし、やはり対等に渡り合えるようなプレイヤーを求めているのでしょうか。

しかし、ボナは他人のアルバムだととにかく弾きまくります。ソロを弾いていなくとも、バッキングの時点でかなり手数が多い。しかもそれでいてグルーヴィー、、、、ややもすればうるさすぎるという意見もありそうだが、ベーシスト的には聴いていて楽しいはず。

香津美さんは曲もかっこいいし、ボナのプレイを聴くには最適。



ボナのソロアルバム。しかし、これは“ベーシスト”ボナのアルバムではなく、“音楽家”ボナのソロアルバムと言った方が良い。
超絶なベースプレイを求めて聴くと、とんでもない肩すかしを食らう。
このアルバムに収められているのは、壮大なスケールを持ったボナの透明感ある音楽。


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