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Chris Squire(クリススクワイア)

クリススクワイアの画像


イエスのベーシスト、Chris Squire(クリススクワイア)。


メンバーチェンジが激しいプログレッシブバンドイエスにおいて、唯一初期から在籍し続けているオリジナルメンバー。
一流のプレイヤーが集まっているイエスの中でも、個性の強い独特なプレイヤスタイルを持っている。

リッケンバッカーベース+ピック弾きという組み合わせに、ハイを強調した非常に独特なサウンドを持っている。
超独特な「おばけベース」サウンドである。
ベースラインも単調なラインはあまり好まず、高音部を用いたフレーズが多い。




イエスの名曲。
そして相変わらず炸裂するクリススクワイアの「おばけベース」。何とも個性的。




イエスのライブ盤として名高い、「yessongs」。2枚組による再発盤。

Disk1
M1のオープニング「火の鳥」。選曲からしていきなり独特な世界観を作り出すイエス。
壮大なオープニングが終わって、
M2「Siberian Khatru 」が始まる流れは鳥肌もの。ギターのカッティングから始まる曲。
一聴すると、お気楽そうな雰囲気で始まる曲だが、バンドインしてからの壮大なストリングスにギターのループフレーズ。そして印象的に曲を引っ張っていくクリススクワイアのベース。
かと思いきやお気楽なパートへと突入したり、静かになったりと。。。。静動、シリアス/コミカルの両面が入れ替わっていく展開の多い曲。
中間にはクラシカルなキーボードソロが挟まれたり、スティールギターによるソロ演奏が行われたり、、、、イエスのメンバーの音楽的幅の広さがよく窺える。
そしてクライマックスは最後のギターソロ。ラストに向かって高揚していく名演である。

M3は一転してギター・ベース・キーボによるリフが超特徴的な「Heart Of The Sunrise 」。イエスの中でも1、2を争う名曲だが、中だるみ感も相変わらず。日本のCMでも流れており、一般的にも有名になってきたか?

M6.M7はそれぞれスティーヴハウ、リックウェイクマンのソロパフォーマンス。音楽的に非常に聞き易く、イエスのライブでもおなじみのハウによる「Mood For A Day」はおすすめである。

M8.「Roundabout」。シリアスなギタープレイのオープニングから始まる曲。イエスの名曲中の名曲。
そしてここで光るのはクリススクワイアのベースプレイ。特徴的なサウンドとフレーズでグイグイ曲を引っ張っていく。
クリススクワイアのフレーズは曲の核になることが多く、耳に残るフレーズであることが多い。彼のフレーズメイキング能力は非凡である。

Disk2
M1.「I've Seen All Good People」
ポップでいい曲です。

M2.「Long Distance Runaround-The Fish」
個人的にはクリススクワイアのプレイに注目。彼のベースサウンドがまたしても光る曲である。



しかし、この「yessongs」を改めて聞くと、イエスの音楽性の高さ、そしてメンバーの個性の混ざり具合が絶妙であることに気づく。
非常に個性的なプレイをそれぞれがしておきながら、楽曲を表現する上での1ピースである。
その中でも楽曲をリードして、耳に残るフレーズを弾くことが多いクリススクワイアは、やはり素晴らしいプレイヤーであることが窺える。

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