Bunny Brunel(バニーブルネル)
ジャコ/パーシージョーンズの存在により、完全なる空気と化してしまったベーシスト、Bunny Brunel。
バニーブルネルはフレットレスベーシストとして、一世を風靡することもなく、その存在さえ誰にも気づかれることもなく現在に至ってしまった、かわいそうなベーシストである。
Chick Coreaに抜擢されたりと華々しい道を辿っているはずなのだが、やはり誰にも気づかれていない。
結構特徴的なベースの持ち方をしているのにやはり気づかれていない。
なぜか。
全てはジャコとパーシージョーンズのせい。
この二人がフレットレスベーシストの二大スタイルを築いてしまったせいで、その後に登場するフレットレスベーシストは誰であろうと二番煎じ扱いされる。
フレッテッドベースでジャコのようなプレイをした、ボナやアドリアンフェローは、
「ジャコの再来だ!!」
などともてはやされているにも関わらず、
バニーの場合は、
「ジャコとパーシーのいいとこどりじゃね?」
と言われる始末。
あんまりです。
そんなバニーですが、
非常に特徴的な手癖を持っています。
しかもペンタフレーズなのに、難しそうに聴こえるというかなり燃費の良いフレーズ。
あまりの燃費の良さか、バニーはソロの8割くらいをこの手癖で押してきます。
でも、そろそろ新しいネタを仕入れて下さい。
こちらチックコリアとのスペイン。
バニーのソロは怒濤の手癖押しです。
この手癖は本当に燃費が良いのでコピーすることをおすすめします。
バニーとトニーマカパイン、デニスチェンバース(この動画はヴァージルドナティ)のバンド、CAB。
上記の動画から20年の月日が経っています。
しかし、バニーのフレーズは変わりません。
最後にバニーとスタンリーのデュオ。
同じペンタっ子であるためか仲良しです。あと、20年前と比べて特にフレーズの引き出しが増えていないところも似ていますね。
とはいっても、ペンタ覚えて2日目に思いつくようなフレーズを弾くスタンリーと比べて、
バニーのペンタは洗練されています。
非常に優れたベーシストながらいまいち有名じゃないバニー、
聴いてみて下さい!
異色の組み合わせによるバンド、CAB。
中々見れない組み合わせですよ!!
まずギタリストは、トニーマカパイン。スティーヴヴァイのサポートギタリストとしても有名ですね。
そしてドラムはデニスチェンバース。デニスはこのような、トリオ編成のバンドに対するフットワークが非常に軽いです。
シンプルでありながら、結構良い?曲が集まっています。全員の実力も窺えるし、トリオ編成バンドが好きな方であれば間違いなく楽しめると思います。