Richie Kotzen(リッチーコッツェン)
ポールギルバート脱退後のMr.Bigに加入した、Richie Kotzen。
17歳の頃に速弾きギタリスト輩出工場、シュラプネルレコードに見出されデビュー。当初はシュラプネルレコードの主流である、クラシカルなプレイを強いられていたらしいが、次第にファンク・ブルースに影響されたプレイを披露することになる。
ポイズンへの加入、グレッグハウとの共演、Mr.Bigへの加入、Vertu(スタンリークラークのバンド)への加入など幅広く活動しているものの、全て長続きしない。
ソロ活動ではボーカルとしての実力も注目される。
しかし、どうもギタリストとしては過小評価されているように思う。ブルージーながらも、スウィープやレガート、速弾き等のコンテンポラリーなテクニックを使うという、かなりの本格派なのに。多分飽きっぽくてすぐバンドをやめてしまうせいもあるのかな?
こちらMr.BigがDeep PurpleのBurnをカバーしている映像。ソロはかなり変えており、スウィープやレガートなどの技を見せる。やはりリッチーの特徴は、ブルージーながらも速弾きを得意としていることにある。
速弾きギタリストはクラシカルにいくか、もっとコンプがかった機械的な方向性にいくか、、、、というイメージがあるがあまりブルージーな方向性にいくイメージはない。
リッチーは非常に柔軟な音楽性を持っていることが窺えるし、オールラウンダーという感じです。
さて、この動画のもう一つの注目点はビリーシーンがキーボードソロをベースでコピっていることである。
さすが目立ちたがり。着眼点が狂っている。ちなみにMr.BigはThe Whoのカバーもよくやりますが、その際はハーモニカソロをコピっています。
狂っています。
こちらはCharさんとのセッション。ブルージーな二人のセッション。。。いいですね!!
Charさんと比べるとリッチーも少しせわしないですね笑
二人とも最高にかっこいい!!
最後にポールギルバートとジョージリンチとの動画。
こう観ると、リッチーは何でも出来すぎるのかもしれません。上手すぎるというか。
ポールはスケールライクなフレージングでリズムは崩さず音を詰め込むという感じだし、ジョージリンチはちょっとあまりかっこいいかわからないフレーズに細かいトリル的タッピングという特徴がある。
でもリッチーはバランス感覚が素晴らしいだけにオールラウンダーというイメージで終わってしまうのかも??
リッチーでした!!
Stanley Clarkeのバンド、Vertu。スタンリーマニアの私には堪らない内容だが、リッチーのプレイをじっくり聴きたい方はまた別の作品の方がよいだろう。しかし、スタンリー・レニーという業界最高峰のベードラと演奏するロックギタリスト、というだけでも聴く価値はある。