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Alex Lifeson(アレックスライフソン)

アレックスライフソンの画像



カナダで国民的人気のあるRUSHのギタリスト、Alex Lifeson(アレックスライフソン)。


大規模なワールドツアーを行っている、世界的なバンドであるにも関わらず、日本における知名度は非常に低いRush。


メンバーはbassのゲディーリー・gtのアレックスライフソン・dsのニールパート。
たった三人のバンドでありながら、そのサウンドはトリオとは思えないほどの厚み。
シンセサイザーなどの音も積極的に導入しながらも、ライブでは一切サポートキーボディストを雇わず、自分たちだけでやりくりする。

もちろん同期も使ってはいるが、同期に頼りっきりということはない。
ベースのゲディーは歌いながら複雑なベースフレーズを弾き、足下で同期の操作やシンセの操作を行う。
手が空いている時はキーボードも弾く。
全員が高い技量を持ち合わせており、常にロック界のトッププレイヤーとして挙げられる。



初期のラッシュはとにかくレッドツェッペリンの影響を強く受けていた。
リフを押していく曲が多く、いかにもなツェッペリンフォロワーだったが、徐々にコンセプチュアルな方向性に向かい、ラッシュカラーを確立していく。
コンセプチュアルな方向性も突き詰めると、今度は一転してポップでキャッチー・コンパクトな方向性に行く。

音楽的には常に新しいものを追い求めていく傾向があるが、それでも「RUSH」としてのカラーは根底にしっかりとあるのが素晴らしい。


だが、あまりに日本で人気がないために来日はもう長い間していない。


お願いですから、みなさんラッシュを聴いてください。




さて、アレックスライフソンについて。他の二人のメンバーがプレイヤーとして非常に高い評価を受ける一方、話題に上がることは少ない。しかし、確かなテクニックを持っており彼なくしてRushは成り立たないとまで言える。特に注目すべきは彼の厚みのあるサウンドであろう。温かみのある、リッチなサウンドによりアレックスはRushのアンサンブルを支えているのである。音圧が薄くなりがちなトリオバンドだが、Rushはそのような問題とは無縁である。それは、ひとえにアレックスのギターのおかげであると言っても過言ではない。





こちらはRushの名インストゥルメンタル、「YYZ」。ブラジルにおけるライブであり、観客の熱気は異常である。
インストゥルメンタルにも関わらず、曲のギターメロディを観客が歌っているのである。とんでもない盛り上がり。



RUSHのブラジルでのスタジアムツアーを収録した映像。ブラジルでは海賊版が多く流通しており、RUSHの人気を正確には計ることができなかったようであるが、実際ツアーを組んだらとんでもない人気があることが判明。ブラジル人もラッシュを待ち焦がれており、その様子が伝わる熱狂的なライブ。

ラッシュのライブDVDはほとんど持っているがこれほどまでに熱狂的なライブは始めて観た。収録曲数も30曲近くあり、ドキュメンタリーや隠しトラックもあるというサービスっぷり。ラッシュのDVDは特典が多いのが特徴。その代わりいい値段しますが、、、、ラッシュのファンであれば確実に買う価値はある。

選曲もベストアルバム的選曲でありながら、ブラジルで人気が高いと言われている「Closer To The Heart」や、他にも「Driven」・「By-tor And The Snow Dog」など滅多にやらないような曲まで演奏している。


見所はとにかく観客の熱狂っぷり。「YYZ」ではインストゥルメンタルにもかかわらずメロディを歌っていたり、、、、とにかく熱い!!



こちらが上記ライブのCDバージョン。



ラッシュの最高傑作との呼び声も高い「Moving Pictures」。ラッシュは発表作品が多く、しかもそれぞれのアルバムの完成度が高いので、どのアルバムが最高傑作か、と言うことは難しい。しかし、中期ラッシュにおいてこのアルバムは非常に支持が強い。

おすすめは前半4曲。少し不思議なテンションの「Tom Sayer」、ポップで聴きやすい「Red Barchetta」。ラッシュの名インスト「YYZ」にまたしてもポップな「Limelight」。

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