Adrian Belew(エイドリアンブリュー)
フランクザッパ門下生でキングクリムゾンのメンバーである、Adrian Belew(エイドリアンブリュー) 超難関と言われているフランクザッパのオーディションに合格しているというだけでその実力の高さは窺える。そしてザッパ門下の卒業生の中でも、キングクリムゾンの正式メンバーに選ばれるというウルトラ出世コースを歩んだ男。 他にもデイヴィッドボウイやトーキングヘッズでも活躍する一級のセッションミュージシャン。 昔はギターを弾いていたが、クリムゾンに入ってからは効果音と司会を担当している。 それまで硬派なプログレバンドであったクリムゾンを、効果音と司会という新しすぎる風を入れたことにより、全く別のバンドに変えてしまった男。 そのため初期/中期のクリムゾンファンには大バッシングを浴びる。 しかし、それもしょうがない。 なんたって、ブリュー加入してから初めて出したアルバムの、一番最初の曲でいきなり「象さんのおしゃべりだよwwwwwww象さんのおしゃべりなんだってばwwwwwww」 とかこいつが叫び出すものだから、いったいクリムゾンはどこへ向かってしまったのか不安になる人も多くはなる。 そういえば、 「ブリューのボーカル最悪!!」 と批判する人がいますが、何か勘違いしていませんか? ボーカルって歌を歌う人ですよね?? 彼は歌を歌っていません。 あれは語りです。 そんな批判が多いブリューですが、 「象さんのおしゃべりだよwwwwwww象さんのおしゃべりなんだってばwwwwwww」と言いながら、ギターで本当に象さんの鳴き声を出す凄い人だったりする。 しかし、ブリューが入ってからのクリムゾンの歌詞は何か本当に常軌を逸しています。 「待って下さいよ。。。。。待って下さいって言ってるでしょ。。。。。。」 というストーカーを匂わす歌詞。 ブリューの奥さんから届いた手紙を元に書いた「Indiscipline」の歌詞 「I repeat myself when under stress. I repeat myself when under stress. I repeat myself when under stress. I repeat myself when under stress. I repeat..」 メンヘラですね。分かります。 こちらはクリムゾンの「象さんのおしゃべり」 ブリューおじさんの効果音が冴え渡ります。1:30に聞ける「象さんの鳴き声」は圧巻。 よくあんな音を出すな。。。。 そういえば「象さんの鳴き声」を出せる人物はこの世にブリュー以外にも一人だけいます。 そう、世界一のイケメン、ハーマンリ イケメン、ハーマン いや~イケメンである。 実際に彼が「象さんの鳴き声」を出しているyoutube動画を貼ろうと思いましたが、面倒くさいからいいや。 ググって下さい。 「I repeat myself when under stress. I repeat myself when under stress. I repeat myself when under stress. I repeat myself when under stress. I repeat..」 はい、メンヘラ ちなみにブリューは公式ではアメリカ人と言われていますが、実は日本人であることはあまり知られていない。 日本のある名門一族からの出身である。 彼の父親は日本では知らない人はいない有名人である。しかし、近年は表舞台から姿を消しており、テレビなどで捜索特番が組まれる程である。 父ちゃん 息子 。。。。。はい しかし真面目な話、ブリューはギタリストとして超一流です。 あのサウンドに、歌いながら複雑なフレーズを弾くあのテクニック。。。。 過小評価されていますが、ギタリストの中でもトップレベルに上手いと思います。 自分のサウンドを持っていながら、楽曲を活かすことも出来る。 MUSEのマシューはブリューの影響を多大に受けておりますよ。 エイドリアンブリューでした!! 後期クリムゾンの名作、「Descipline」 発表当初こそ賛否両論であったようだが、現在は再評価されているようである。 以前のクリムゾンと全く違う、新しい音楽性を打ち出している。しかし、その音楽生は非常に高い。 M1の「Elephant Talk」からいきなり、今までのクリムゾンとは毛色の違う音楽性。トニーレヴィンのチャップマンスティックのコミカルなフレーズに、エイドリアンブリューの歌というよりは「しゃべり」。全体的にシュールな雰囲気が漂うが、それでいてプレイも複雑。 M2の「Frame by Frame」はロバートフリップのシーケンスフレーズが全編で聴ける。かなりの速度のフレーズで、ロバートのピッキングの正確さが窺える。 M4「Indiscipline」は一転して今までのクリムゾンのような、ヘヴィーな楽曲。トリオ期のクリムゾン好きなどからしたら、待ってました!!というような曲だろう。 全体的に新メンバーであるエイドリアン色が濃く反映されている。ギタリストとして斬新なサウンドを持ち込んでおり、大変高レベルなプレイの応酬である。